臨床薬理の進歩 No.41
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シンシナティでの生活写真1 ケンタッキー州から見たシンシナティ・ダウンタウン写真2 冬のシンシナティ 留学中の住居は、日本人が多く暮らしているシンシナティ郊外のアパートを紹介して頂きました。アパート近辺は治安が良く、クローガーやコストコなどの商業施設も充実しており、日常生活には全く不自由しませんでした。ソーシャルセキュリティーナンバーが届かない、開設した銀行口座のキャッシュカードが届かない、日本から郵送した荷物が届かないなどのアメリカあるあるを一通り経験して、トラブルシューティングに対応する力も身につけることができたと思います。ダウンタウンには路面電車も走っていますが、郊外への移動手段は車に限られており、ハイウェイで片道30分程度かけて通勤しました(ラッシュアワーの時間帯は、1時間以上要することもありました)。シンシナティの夏は非常に快適で、気温は30 ℃以上ありましたが、日本のような蒸し暑さはありませんでした。一方で、冬は降雪量こそ少なかったものの、−10 ℃を下回る日も多く、九州育ちの私としては厳しい日々でした。朝は、車に覆った氷をスノースクレーパーで削ることが日課でした(写真2)。 シンシナティは観光地というわけではありませんでしたが、隣接するデイトン(シンシナティから車で1時間半程度、ライト兄弟の故郷)には、国立アメリカ空軍博物館があり、400以上の航空機が屋内に展示されていました(写真3)。また、ケンタッキー州には世界的に有名なバーボン蒸留所やケンタッキーダービーが開催される競馬場などがあり、アメリカの歴史や文化に触れることができる観光スポットがシンシナティ周辺に点在していました。164

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