)(0%合割の胞細HFTTet2-/-G17VRHOA10080604020-20野生型Tet2-/-p<0.05G17VRHOATet2-/-G17VRHOA結 果100 mgを症例1は30日間、その他の患者では90日間投与予定とした。 CTスキャンはベースラインと30、60、90日目に行い、治療効果を評価した。AITL治療のためのマウスモデルの確立 Tet2-/-G17VRHOAtgマウスは48週間の生存期間中央値で徐々に死亡、対照的に野生型とG17VRHOAtgマウスは死亡しなかった。Tet2欠損マウスの20%は死亡し、これは骨髄単球性白血病様の病態の発症によるものであった(図1)。 Tet2-/-G17VRHOAtgマウスでは、脾腫とリンパ節腫大がみられ、病理組織学的にAITLに類似していた(図2)。 腫瘍を有するTet2-/-G17VRHOAtgマウスの脾臓には、CD4+細胞とGr1+Mac1-、Gr1-Mac1+、およびGr1+Mac1+ミエロイド細胞が野生型マウスよりも増加していた。前述のように、AITL腫瘍細胞は、TFH細胞の代表的なマーカーであるCD4、ICOS、およびPD1を発現することが知られている。フローサイトメトリーによって推定されたTFH細胞の割合は、Tet2-/-G17VRHOAtgマウスの脾臓全体のうち4.84%から80.70%までの値をとり、野生型マウス図2 マウスの腫瘍組織とコントロール腫瘍を発症したTet2-/-G17VRHOAtgマウスおよびコントロールとして野生型マウスのリンパ節および脾臓の病理組織標本を示す。スケールバーは50 μm、矢印と三角はそれぞれ免疫芽球と好酸球を示す。図3 マウス脾臓のTFH細胞の割合Tet2-/-G17VRHOAtgおよび野生型マウスにおけるTFH細胞の割合をフローサイトメトリーにより調べた。での割合に比較して、有意に高かった(図3)。 Jurkat細胞においては、G17VRHOA発現によりVAV1の過剰リン酸化が生じることを報告していた6)。免疫組織学的染色では、Tet2-/-G17VRHOAtgマウスの腫瘍組織におけるCD4+およびPD1+脾細胞では、Vav1リン酸化(pVav1)が検出されたが、野生型マウスの脾臓では検出されなかった(図4)。CD4+腫瘍細胞では、TCRβ再構成はクローン性を示した。Tet2-/-G17VRHOAtgマウスのCD4+腫瘍野生型脾臓野生型リンパ節48
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