臨床薬理の進歩 No.42
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表1 初診時における各群の比較女性, n (%)年齢 [歳]BMI [kg/m2]RMDQ [range:0-24]NRS [range:3-10]TUG [sec]腰椎手術歴, n (%)疼痛罹患期間, n (%) 半年 – 1年 1 – 5 年 > 5 年鎮痛薬の使用状況, n (%) NSAID 内服 NSAID 貼付剤 アセトアミノフェン プレガバリン 弱オピオイド ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 その他連続変数は、平均値±(SD)または中央値(IQR)で表示。統計解析は、χ2検定、 Student’s t検定、またはMann-Whitney U 検定を使用。略語:NSAID, Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug.0.0-1.0-1.4(0.7)-2.0p=0.40-3.0図2 3週目における各アウトカムの変化:平均値(標準誤差)統計解析は、いずれもPaired t検定を実施。略語:RMDQ, Roland–Morris disability quesHonnaire. NRS, Numerical raHng scale. TUG, Timed-up-and-go.0.0-1.0-2.2(0.6)-2.0Δ 主観的疼痛強度NRS (n=26)TAUΔ TUG Time(n=26)れのアウトカムでも統計学的有意な群間効果は示さず(F=1.20、p=0.28;F=1.46、p=0.23;およびF=0.90、p=0.35)、またRMDQスコア、NRSスコア、およびTUG時間における時間経過と群間の相互作用(F=1.02、p=0.37;F=1.23、p=0.30;およびF=1.52、p=0.22)は認められなかった。事後検定ボΔ RMDQ score(n=26)TAU (n=26)15 (57.7%)OLP+TAU (n=26)17 (65.4%)65.3 (13.8)22.4 (4.0)10.3 (4.0)5.5 (1.6)9.1 (2.1)68.2 (13.0)24.1 (6.4)9.9 (3.7)5.3 (1.9)8.5 (2.0)11 (42.3%)7 (26.9%)8 (30.8%)12 (46.2%)6 (23.1%)17 (65.4%)9 (34.6%)5 (19.2%)3 (11.5%)5 (19.2%)2 (7.7%)04 (15.4%)-0.2(0.4)-0.9(0.4)p=0.19ンフェローニ法の比較では、両群ともに12週の最終調査時、すべてのアウトカム指標において初診時と比べ統計学的有意な改善が認められた(いずれもp<0.05)(図3)。 さらに、OLP+TAU群に対して満足度評価を行ったところ、38.4%の参加者が、OLP治療に“ややOLP+TAUp-value0.780.380.550.720.480.270.380.414 (15.4%)14 (53.8%)8 (30.8%)16 (61.5%)5 (19.2%)4 (15.4%)2 (7.7%)4 (15.4%)2 (7.7%)1 (3.8%)2 (7.7%)1.00.0-1.0-0.7(0.3)-0.7(0.2)p=0.98-2.06767

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