臨床薬理 2020; 51(1): 1-10.濱野 裕章徳島大学 臨床薬理学分野論文Diphenhydramine may be a preventive medicine against cisplatin-induced kidney toxicityKidney International2020; 99(4): 885-899. 本賞は弊財団が日本の臨床薬理学研究の発展のため設立した賞です。本賞は日本臨床薬理学会に設置された財団賞選考委員会により審査・選考が行われ、毎年の日本臨床薬理学会学術総会において学会理事長から顕彰されます。 学術奨励賞は「わが国の臨床薬理学の発展に寄与・貢献する重要な臨床薬理学的研究を拡充するため、中堅の研究者2名を推挙・奨励し研究成果を次年度、日本臨床薬理学会学術総会にて発表する」ものです。 学術論文賞は「前年(2020年1月〜12月)に発表された臨床薬理学に関する研究論文のなかから優れた論文若干編を選びそれぞれの第一著者に贈る。ただし、そのうち少なくとも1編は、日本臨床薬理学会誌「臨床薬理」に掲載された論文とする」となっております。(学術奨励賞 1件 300 万円 学術論文賞 1件 50 万円)平井 利典三重大学医学部附属病院 薬剤部論文Serum Digoxin Concentrations and Outcomes in Patients with Heart Failure and Atrial Fibrillation: A Single-Center Observational Study臨床薬理 2020; 51(2): 57-64.(敬称略)◎学術奨励賞田野島 玲大横浜市立大学附属病院 次世代臨床研究センター・小児科研究テーマ小児急性リンパ性白血病治療におけるステロイド関連脂肪肝のトランジェント・エラストグラフィーを用いた非侵襲的な評価とバイオマーカーの探索◎学術論文賞鈴木 康裕奥羽大学 薬学部論文抗体医薬品のマイクロドーズ量に関する初回投与量と承認された最小臨床用量からの考察第32回 臨床薬理研究振興財団賞福土 将秀札幌医科大学附属病院 薬剤部研究テーマCOVID-19パンデミックにおける経口JAK阻害薬の母集団PK‒PD/PGx解析と潰瘍性大腸炎治療の個別化に向けた多機関共同研究(OPERA Study)【臨床薬理研究振興財団賞】
元のページ ../index.html#11