臨床薬理の進歩 No.44
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臨床薬理 2021; 52(3): 55-61.福田 真弓国立循環器病研究センター データサイエンス部論文Impact of Renal Impairment on Intensive Blood-Pressure-Lowering Therapy and Outcomes in Intracerebral Hemorrhage: Results From ATACH-2Neurology 2021; 97(9): e913-e921. 本賞は弊財団が日本の臨床薬理学研究の発展のため設立した賞です。本賞は日本臨床薬理学会に設置された財団賞選考委員会により審査・選考が行われ、毎年の日本臨床薬理学会学術総会において学会理事長から顕彰されます。 学術奨励賞は「わが国の臨床薬理学の発展に寄与・貢献する重要な臨床薬理学的研究を拡充するため、中堅の研究者2名を推挙・奨励し研究成果を次年度、日本臨床薬理学会学術総会にて発表する」ものです。 学術論文賞は「前年(2021年1月~12月)に発表された臨床薬理学に関する研究論文のなかから優れた論文若干編を選びそれぞれの第一著者に贈る。ただし、そのうち少なくとも1編は、日本臨床薬理学会誌「臨床薬理」に掲載された論文とする」となっております。(学術奨励賞 1件 300 万円 学術論文賞 1件 50 万円)田中 敦史佐賀大学医学部 循環器内科論文Reduction of estimated fluid volumes following initiation of empagliflozin in patients with type 2 diabetes and cardiovascular disease: a secondary analysis of the placebo controlled, randomized EMBLEM trialCardiovascular Diabetology 2021; 20(1): 105.(敬称略)【臨床薬理研究振興財団賞】◎学術奨励賞野田 哲史滋賀医科大学医学部附属病院 薬剤部研究テーマ静脈血栓塞栓症を発症したがん患者における直接経口抗凝固薬のPK/PD/PGx解析に関する多施設前向き共同研究◎学術論文賞牧之瀬 翔平静岡県立大学大学院 薬学研究院医薬品情報解析学講座論文健康食品の摂取に伴う有害事象情報の収集のための統一報告フォーマットの作成と医療従事者による実用性評価第33回 臨床薬理研究振興財団賞宮上 紀之愛媛大学医学部附属病院 臨床薬理神経内科研究テーマパーキンソン病患者におけるレボドパ薬物動態に及ぼす腸内細菌の影響

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