臨床薬理の進歩 No.44
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謝  辞利益相反重要と考えられる。 尿中には、腎細胞由来のエクソソームのみならず、免疫細胞を含む様々な細胞由来のエクソソームも存在し、これまでの移植腎組織におけるバイオマーカー評価では、免疫抑制剤などの複雑な移植腎の免疫応答を評価することは困難であると予測される。尿中エクソソームに内包されるmiRNAを含め、その他の特異的なタンパク質の統合的な評価は、移植腎における免疫応答を迅速に反映するバイオマーカーとなり得る。尿中miRNAの多くがエクソソームに内包されていることを考えると、エクソソーム内のmiRNAを解析することは移植腎のモニタリングや診断予測などの社会実装につなげる可能性が高いと考えられる。今後も研究が進み、日常診療で非侵襲的かつ有用なsubclinical rejectionの診断ツールが開発され、一刻でも早く患者に貢献できる成果が望まれる。 本研究を遂行するにあたり、研究助成を賜りました公益財団法人臨床薬理研究振興財団に心より感謝申し上げます。現在、上記の結果について英語論文を準備中であり、本報告書にその詳細を記載できないことをお断り致します。 本研究に関し開示すべき利益相反はありません。58

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