臨床薬理の進歩 No.45
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ytilibabor111111pp1111111P0311212341.00.80.60.40.20.0103020PFS (mo.)401556315563123531213250表2 PembrolizumabのPFSと各臨床因子との多変量解析Age, ysSexSmokingHistologyMetastasisPD-L1 TPS(%)Tumor Burden (mm)mean (range)TMB, /MbOMCHR: hazard ratio図6 OMC、PD-L1 TPSにより層別化したPembrolizumabのPFSにおけるKaplan-Meier曲線VariablesCurrent/FormerSq or NSCLCNumber at risk19121218n=61(%)(49.2)(50.8)(77.0)(23.0)(8.2)(91.8)(52.5)(47.5)(55.7)(44.3)(45.9)(54.1)<70≧70MaleFemaleNever1.51 (0.77-2.96)0.84 (0.36-1.92)2.15 (0.51-9.02)Ad1.13 (0.58-2.19)Ⅲc or ⅣaⅣb<80≧801.81 (0.93-3.53)0.38 (0.19-0.76)48 (0-193)1.00 (0.99-1.01)(59.0)(41.0)(45.9)(54.1)<11≧110-2≧30.82 (0.41-1.64)2.58 (1.29-5.15)UnivariateHR(95% CI)0.230.680.300.720.080.00670.330.580.0075Category1 OMC 0-2, PDL1 TPS≧80%2 OMC≧3, PDL1 TPS≧80%3 OMC 0-2, PDL1 TPS<80%4 OMC≧3, PDL1 TPS<80%MultivariateHR(95% CI)1.28 (0.65-2.54)0.481.74 (0.88-3.45)0.110.020.43 (0.21-0.90)2.02 (0.98-4.15)0.06してはTMBが知られているが、TMBは測定法が一定せず、PD-1/PD-L1阻害剤の効果予測マーカーとしてはバイオマーカーとしてのロバストネス(頑強さ)に欠ける4)。正確なTMBの評価のためには、全エクソームシーケンスが求められるが、現在の実地臨床では同シーケンスを行うことは、人的・経済的費用の面で大きなハードルがある。またTMBの多寡よりも、癌のドライバーとなるようなoncogenic変異の個数が実質的な悪性度を反映しうるという発想からOMCの測定に至った。TSO500は523個の遺伝子のシーケンスが可能なパネルであるが、実地臨床ではTSO500や98

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