臨床薬理の進歩 No.45
22/222

8*)%l0)%00ii)%00G ≧2G ≧2none, G1none, G1G ≧2none, G1)Lm/gn()nm 0 - nm 6( editpep-C∆)Lm/gn( editpep-C( ytivitisneS( ecneaverP( ytivitisneS100806040206.04.02.00.0DM (-)DM (+)2.01.51.00.50.010080604020AUC: 0.96795% CI: 0.89 – 1.00p = 0.0032cut-off value 1.03100806040204008020100 - Specificity (%)601004080200100 - Specificity (%)60100AUC: 0.88595% CI: 0.74 – 1.00p = 0.0064cut-off value 0.40A 糖尿病既往歴D ∆C-peptideB C-peptideE ∆C-peptideと  高血糖発現C C-peptideと  高血糖発現高血糖リスク因子の探索 高血糖発現患者のリスク因子の探索のため、治療介入を要するgrade 2以上の高血糖を発現した患者6名(grade 2以上群)と、発現なしもしくはgrade 1の患者16名(none, grade 1群)における比較を実施した。これら2群において、年齢、性別、体重、BMI、過去6ヶ月の体重減少率に差はなかった。一方で、糖尿病の有病率はgrade 2以上の高血糖図4 高血糖発現の予測マーカーの検討(A)高血糖発現なし、もしくはgrade 1の患者群(none, G1)および、grade 2 以上の発現患者群 (G≧2)における糖尿病既往歴の比較。(B)治療開始前の血中C-peptide(ng/mL)と高血糖発現の比較。(C)Grade 2以上の高血糖発現の予測指標としてのC-peptideの評価(cut-off 値0.40 ng/mL、感度100.0%、特異度75.0%、p = 0.0064)。(D)グルカゴン負荷試験によって算出されたΔC-peptide(6 min - 0 min)(ng/mL)と高血糖発現の比較。(E)Grade 2 以上の高血糖発現の予測指標としてのΔC-peptide(6 min - 0 min)の評価(cut-off 値1.03 ng/mL、感度100.0%、特異度91.7%、p = 0.0032)。統計解析は(A)Fisher’s exact test、(B、D)Mann-Whitney test、(C、E)ROC解析を実施した。Cut-off 値はyouden index法を用いて算出した。図中のバーは平均、ひげは標準誤差を示す。*:p < 0.05、 **:p < 0.01****を発現した患者群に多く存在した(図4A)。内因性基礎インスリン分泌機能を評価するため、アナモレリン開始時のC-peptide(CPR)を測定した。結果、grade 2以上の高血糖発現患者は血中CPRが有意に低かった(CPR中央値、none, grade 1:0.67 ng/mL、grade 2以上:0.29 ng/mL、p = 0.0043)(図4B)。またROC解析の結果から、CPRのgrade 2以上の高血糖発現の予測能は、AUC 0.885、感度 100.0%、特異度

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る