臨床薬理の進歩 No.45
80/222

合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に球パンリ全A)()(00)()(*00)()%(00)(0*)(0%(%(%(%()%(****)0))00)96300%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ100n.s50804060304020201010080406030402020101550401230201050403020104030201010080604020n.s8060402060402080604020寛解群: CD8+ Tem治療前治療後治療前治療後再燃群: CD8+ Tem細胞80治療前治療後治療前治療後寛解群: メモリーB細胞治療前治療後治療前治療後5040302010考  察 本研究課題では、当院当科に入院した初発の、または再燃・再発した(治療抵抗例)PM/DM患者の治療前後のPBMCプロファイル(免疫フェノタイプ)をフローサイトメトリーで解析・追跡し、治療経過と照らし合わせた。その結果、免疫抑制療法が奏効し寛解した群と免疫抑制療法に抵抗性を示し再燃した群とでは、治療開始前の免疫細胞プロファイルにおいて、unswitchedメモリーB細胞と活性化ミエロイド樹状細胞の割合が寛解群より再燃群で有意に増加していた。また、治療前後における患者個々の免疫細胞サブセットの推移の解析では、治療後に、寛解群でCD4+ Tem細胞、CD8+ Tem細胞の割合の有意な増加、再燃群で古典的単球の割合の有意な増加を認めた。 再燃群(将来的にPM/DMの病態が再燃する群)において、治療前の免疫細胞プロファイル解析においてunswitchedメモリーB細胞と活性化ミエロイド樹状細胞の有意な増加を認めたことは、この図2 多発性筋炎患者/皮膚筋炎患者への免疫抑制療法前後における寛解群と再燃群との免疫細胞サブセットの割合の変化BA:T細胞サブセットのセントラルメモリーC4+ T細胞、エフェクターメモリーCD4+ T細胞、セントラルメモリーC8+ T細胞、*エフェクターメモリーCD8+ T細胞のメモリー細胞に占める割合の治療前後での推移。寛解群(16例)、再燃群(4例)。有意差検定はWilcoxon signed-rank testが用いられた。*:p<0.05、n.s: not significant。両細胞プロファイルを治療抵抗性因子(予後不良因子)として利用可能と考える。今後PM/DM患者を治療する際、治療前に両細胞のいずれかの割合が高いPM/DM患者は、再燃しやすいことを念頭に、PSL漸減過程での免疫抑制剤の早期導入や2剤併用で、十分な免疫抑制療法を行うことが推奨される。 また、患者個々の治療前後の免疫細胞プロファイルの推移に寛解群と再燃群とで差異を認めた免疫サブセットが存在したことから、PM/DM患者の治療過程で定期的(6〜12ヶ月に1回程度)に免疫細胞プロファイル解析を行うことで再燃を未然に防げると考える。治療前と比較して、治療後にCD4+ Tem細胞、CD8+ Tem細胞の割合が増加してこない患者や、古典的単球の割合が増加してくる患者は、その時点で免疫抑制剤の変更や2剤目の追加を行って再燃を未然に防ぐことで、不必要なPSLの増量を回避できると考える。 B細胞の解析において、寛解群の治療前後において、全B細胞、移行B細胞、ナイーブB細胞、66寛解群: CD4+ Tcm細胞治療前治療後再燃群: CD4+Tcm細胞治療前治療後寛解群:B細胞治療前治療後寛解群: CD4+ Tem細胞寛解群: CD8+ Tcm細胞治療前治療後再燃群: CD4+ Tem細胞50再燃群: CD8+ Tcm細胞50治療前治療後寛解群: ナイーブB細胞寛解群: 移行B細胞治療前治療後寛解群:形質芽球治療前治療後

元のページ  ../index.html#80

このブックを見る