臨床薬理研究振興財団30年のあゆみ
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なお、本冊子に本年2月に開催いたしました30周年記念行事の内容を含めましたので、「あゆみ」の完成がこの時期となりました。企画・編集・作成にあたって、舟橋前事務局長、鈴木事務局長をはじめ、大澤事務局次長並びに大門女史の努力に感謝します。関係者各位の絶大なご協力の賜物として、「30年のあゆみ」を上梓する運びとなりました。ここに厚く御礼を申し上げます。21世紀における臨床薬理学は、エビデンスを「創り」・「使う」EBMの中心に位置する実践的な学問領域として、医療に貢献することが期待されています。一方、臨床薬理研究者には、合理的薬物治療を実現する中心的な担い手として、新薬および既存薬のPOC(Proof of concept)の検証と薬の標準化(エビデンスの構築)に向け、研究チームを主導して行く役割が求められています。このような臨床薬理研究者が一人でも多く育成され、その活躍の場が広がることが、合理的薬物治療法の確立には必須であり、ひいてはわが国の臨床研究の質向上にも大きく寄与すると期待されています。当財団は、これまでと同様、橋渡し研究を積極的に支援・助成し、臨床薬理学の普及とその研究者の育成を通じ、微力ながら薬物治療の進展に貢献して行きたいと願っております。今後とも関係各位のより一層のご指導、ご支援の程お願い申し上げます。財団法人 臨床薬理研究振興財団常務理事 千徳 光彦 あとがき

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