臨床薬理研究振興財団30年のあゆみ
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臨床薬理研究振興財団賛助会員一般会員ー 30周年記念 座談会 薬物治療の進歩と臨床薬理学 ー 30年のあゆみ 39メリカのLemberger先生、第3回がスウエーデンのSjöqvist先生、第4回がドイツのDengler先生だったと思います。その次が日本だったのです。■■■医師・薬剤師の認定制度発足■■■山村 2004年には、日本臨床薬理学会の会員数が2,486名になっていました。それから臨床薬理の認定医制度は1991年にできていますが、1998年に第一回の認定医の試験が行われて、2004年(昨年)には242名の認定医が誕生しているという経緯で進展しています。岡 認定医師の制度ができて、それから4年ぐらい後に認定薬剤師制度がスタートしたんですね。山村 薬剤師は1995年ですね。岡 そうですね。それで現在、認定薬剤師の数が148名だそうです。医師に比べると少ない。この数が将来的にうんと増えていくということを大いに期待したいんですけど、まだ少し伸び悩んでいるかなという感じはしますね。海老原 日本臨床薬理学会の歴史について山村先生にかなり詳しくお話しいただきましたが、他に何か付け加えることがあれば・・。中野 お話のありました体制委員会というのは、海老原先生が委員長をされていました。私も委員で臨床薬理学の定義とあり方についてまとめに参画しました。山村 昔は薬が効くか、効かないかということが大きな問題でしたが、最近は創薬といいますか、新薬をどんどん作るということに力がはいってきたような気がしますね。海老原 そうですね。昔は日本で新しい薬を作るということはほとんどありませんでしたが、今は日本でも、世界で広く使われるような薬がどんどん作られています。財団法人日本臨床薬理学会会員数の推移 ( ) 人 2,000 1,900 1,800 1,700 1,600 1,500 1,400 1,300 1,200 1,100 1,000 900 800 700 60080818283848586878889909192939495969798990001出典:海老原昭夫.日本臨床薬理学会(編)臨床薬理学第2版、医学書院、2003:14西暦,年 人 70 60 50 ( )40

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