臨床薬理研究振興財団30年のあゆみ
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Americanization か■■■臨床薬理研究振興財団ー 30周年記念 座談会 薬物治療の進歩と臨床薬理学 ー 30年のあゆみ 49しい事業であり、わが国とアジア地域諸国相互における臨床薬理学の普及と臨床薬理研究者の育成を図ることを目的として、アジア地域の研究者を日本の受入研究機関に招聘し、受入研究者との共同研究を助成するというものです。■■■海外留学助成と推薦■■■海老原 今までの助成事業が変わったわけですね。特に海外留学などは2人に決めて、かなりの額を出すということがありますが、これほどの金は他の財団では出していない。トップレベルだというお話もありましたが、この点どうですか。今までは薄く、広くかなりの数の人に旅費程度を出したわけですが、今度は2人に絞ったわけで、このへんについて何か問題はありませんかね。藤村これまでは10人ぐらいに海外留学の助成をしてきましたが、本年度から2人ということで非常に絞られてきます。ただ、該当者が本当にいるかどうかということが一番問題になります。外国の臨床薬理研究を行っている施設に留学して、理想的には将来、日本へ帰ってきて臨床薬理の研究を行うという人になりますが、これまでを見てみますと、実際に該当者がどのくらいいるか、それが一番懸念されるところです。本事業は公募ではなく、財団の理事、評議員、選考委員等に推薦していただきます。結局、この推薦する方々に責任をもって推薦してほしいということですので・・。海老原 そうですね、大事なことですね。公募ではなく推薦制ですから、そのへんは注意しながら事業を展開していく必要がありますね。どうもありがとうございました。皆様にお話をいただいて、日本の臨床薬理学の歴史、果たした役割、財団がこれに対してどのように貢献してきたか、さらに、これからの事業計画などについてお話しいただきましたが、スピーカーの皆様の中で、何か言い残したこと、一言いっておきたいというようなことがあれば、お話しいただきいと思いますが、何かございますか。山村先生、何かございますか。■■■再びEBMについて■■■山村 臨床的なevidence-based medicineというのは、randomized control trialの論文を集めたり、meta-analysisをやったりして、エビデンスとする。そういう意味では非常に役立ちますね。すでにclinical evidenceという本も出ていますね。そうかと思うと、一方ではWHOのP-drugですか、要するに、パーソナルドラッグをきめて、その正しい使い方をすれば、そんなに多くの薬は要らないのだというような考えがあり、これも臨床家には必要なんでね。これは臨床薬理の進歩とどういうふうに結び付けていくのか、よくわかりませんけど。海老原 エビデンスといっても、いろいろな考え方もあるし、evidence-based medicine という簡単だけれども、エビデンスそのものにはいろいろ問題もあるということですね。他に何かありますか。■■■Harmonization か鈴木 先ほど中野先生から、ICHのharmonizationの話が出ましたが、実際問題として、新薬を日本で承認を得る目的で海外とのブリッジングを行い承認申請し財団法人

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